切迫早産の産後はどうなる?経験者が語る産後不調の改善方法

産後

ふらつく、頭痛、産後の抜け毛が気になる…

など、体の不調に悩まされていませんか?

自分自身が産後の不調に悩み、助産師、栄養士など何人もの専門家の方に相談し、改善方法を実践した結果ほとんど気にならないくらいまで改善させることができました。

今回は、私が実践した不調改善方法をご紹介します。

切迫早産を経験した産後はどんな不調があったのか

切迫早産を経て出産した産後は、どのような不調があるのでしょうか。

ここでは、産褥期を過ぎ、産後2か月以降から気になりだした不調を中心に取り上げていきます。

筋力低下

ふらつく

頭痛がする

耳鳴りがする

腕や手がしびれる

抜け毛がひどい

骨盤の歪み

不調は全部で7つありました。

私は妊娠中、早産の危険がある切迫早産で、約3か月の寝たきり生活を送っていました。

そのため筋力がほぼなくなり、起き上がる、立ち上がるといった生活をする上での基本的な動作でさえ難しくなっていました。

それに加え、家事や育児をこなすとなると、すぐに疲れてふらつくこともありました。

また、ふとしたときに頭痛や耳鳴り、耳の奥から心拍が聞こえてくることにも悩まされていました。

さらに、骨盤の歪みでは、湯船に入ると下からお湯が入る感覚がありとても不快でした。

耳鳴りと痺れの原因は肩こり?!産後不調の原因は5つ

産後不調の原因は何だったのでしょうか。原因として全部で5つ考えられました。

まず1つ目は、妊娠中の長期入院です。

長期入院で寝たきり生活を送っていたため、それにより筋力低下が起きました。それがふらつきにもつながっていました。

原因の2つ目は、出産による骨盤の広がり・歪みです。

出産をするときに、赤ちゃんの頭が出てこられるように、骨盤が妊娠中から徐々に広がっています。

そのため、妊娠中から産後は骨盤の歪みが生じています。

原因の3つ目は、ホルモンの影響です。ホルモンは抜け毛と関係しています。

妊娠中はホルモンの影響で髪の毛が抜けづらくなっていますが、産後は妊娠中抜けなかった分も含めて抜けてしまいます。

ホルモンが関係してのことなので、大量に抜けるからといって驚く必要はありません。

ですが、そうは言っても、お風呂に入るたびに排水溝に溜まる大量の髪を見るのはとても苦痛でした。

原因の4つ目は水分不足です。

わたしは母乳育児をしていたのですが、自分が摂取する水分を赤ちゃんに母乳として持っていかれてしまいます。

赤ちゃんが成長すればそれだけ多くの量を吸われてしまうので、気を付けていないと水分不足を起こしてしまいます。

その水分不足が、頭痛と関係していました。

原因の5つ目は、肩こりでした。

時期によって、赤ちゃんを常に抱っこしていないと泣いてしまうことがありました。

長期入院で寝たきり生活だったため、筋力がない上にずっと抱っこをしていなければならないことにより、ひどい肩こりが生じていました。

わたしが感じた不調でもっとも原因不明だったのが、耳鳴りと痺れでしたが、これらはなんと肩こりからくる不調でした。

産後の不調改善方法

ここからは、各種専門家の方からアドバイスいただき、わたしが実践した改善策をご紹介します。

筋力低下と抜け毛にはたんぱく質が鍵となる

筋力低下や抜け毛の改善策は、たんぱく質をしっかり取ることでした。

なぜなら、筋肉や髪の毛はたんぱく質から形成されるためです。

一日あたりのたんぱく質平均必要量は、厚生労働省「日本人の食事摂取基準2015」によると、成人女性で40gと定義されています。

しかし、一日の必要量を摂取できていない人が一般的には多いそうです。

最も手軽にたんぱく質が摂取できる食材として、ゆで卵があります。

ゆで卵を食べると、1個当たり約6.5gのたんぱく質を取り入れることができます。

お腹がすいたとき、普段の食事にプラスしてゆで卵を取り入れることで、簡単にタンパク質不足を補うことができます。

また、プロテインもおすすめです。

プロテインは運動や筋トレをしている人が飲むイメージがありますが、特別運動をせず一日の大半を家で過ごす人が飲んでも特に問題はありません。

運動量によって飲む量が変わってくるので、運動する人はそれだけ多く飲む必要が出てくるということです。

なので、わたしは一日コップ1杯を目安に飲んでいました。

市販のものは入手しやすいですが、人工甘味料などが含まれているので、そのようなものが含まれておらず、味も飲みやすくおいしいものをネットで探して注文していました。

わたしは、母乳育児でお腹がすくときが多かったので、デザートやおやつ感覚で楽しむことができ、割り方を変えて味変なんかもしながら飲んでいました。

もちろん、朝食など食事の置き換えで取り入れるのも、おすすめです。

【肩こりと頭痛】頭痛には水分補給を

肩こりと頭痛の改善策には、どんなことを行ったのでしょうか。

まず肩こりには、市販の湿布等を使いました。

言われるまで肩こりなんて、気にもしていませんでしたが、触ってみるとだいぶこっている感じがありました。

次に、頭痛は水分不足が原因と考えられたので、水分を1日2リットルを目安に取るようにしました。

水分は、お茶やジュースなど味のついているものも水分にはなりますが、可能であれば水で摂取するのがおすすめです。

骨盤ケアにはエクササイズ

骨盤ケアは、毎日3種類のエクササイズを行いました。

1つ目は、肘をついた四つん這いになり、腕を片方前方の床に伸ばしながら、お尻を上げた状態で左右に数回振ります。これを左右の腕を交換しながら繰り返します。

2つ目は、膝を立てた状態の仰向けになります。膝、太もも、肛門、膣を順に閉めていくような感覚で力を入れます。閉めては緩めを数回繰り返します。

3つ目は、仰向けの状態で片足ずつ太ももの付け根を回します。この時、できるだけ大きく足を回すよう心がけます。これを左右の足で繰り返します。

産後不調の改善策を試してみて効果はあったのか?

不調それぞれに対する改善策を実際に試してみて効果はあったのでしょうか。

まず、栄養面でたんぱく質に気を配り、普段よりも多く取り入れるようになった結果、1か月ほどで抜け毛が徐々に治まっていきました。

数か月後には妊娠前と変わらず、何も気にならないくらいにまでなりました。

また、筋力低下により起き上がることさえ困難でしたが、何の問題もなく自分の力で起き上がれるようになり、外を出歩いても疲れにくくなるなど、体力や筋力の回復が見られました。

肩こり改善では、市販の湿布を貼ってから、耳鳴りや痺れは起こらなくなり、あれほど原因不明で心配だった不調は改善されました。

頭痛も、水分を気を付けて取るようにした結果、あまり気にならなくなり、のちに頭痛はほぼなくなりました。

そして、骨盤ケアのエクササイズも続けた結果、お風呂に入った時の不快感はなくなり、日常生活を送っていても違和感を感じることはなくなりました。

まとめ

産後は、頭痛や耳鳴りなど様々な体の不調が起こります。

本記事では、自分自身に起こった産後の不調と考えられる原因、そしてそれに対する改善策をまとめました。

原因と改善策は、栄養士や助産師さんから提案を受けたものです。数か所で相談し、自分の中で最善と思われるものを抜粋し実践しました。

改善策を実践した結果、抱えていた不調のすべてが改善され、不自由なく生活を送ることができるようになりました。

気になるものがあれば、ぜひ実践してみてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました