【切迫早産入院】一日のスケジュールと時間帯別の過ごし方を解説

妊娠

入院中はずっと寝たきりなの?

助産師さんや先生に毎日何かされることはあるの?

実際の自由時間ってどれくらい?

切迫早産入院になるかもしれない方へ、そんな疑問にお答えできる記事となっています。

本記事では、切迫早産入院を経験したわたしの、入院生活のとある一日をご紹介します。

わたし
わたし

妊娠24週から36週まで入退院を繰り返しました

切迫早産とは

まず切迫早産とは、早産の危険性がある状態、早産が差し迫っていることを言います。

お腹の張りや痛みによる子宮収縮が起き、子宮の出口までの長さである頚管長が短くなってしまいます。

さらにそれが進行してしまうと、子宮の出口である子宮口が開きかけてしまいます。

早産で生まれてしまうと、身体機能の未発達によって低体重や未熟児、発達の障害など様々な危険性があります。また、生命維持が難しい場合も出てきてしまいます。

それを避けるため、薬や点滴での治療があります。そして、お腹が張らないように絶対安静をし、できるだけ動かない寝たきり生活が求められます。

切迫早産の入院判断は?当時の詳しい症状と治療法

切迫早産の入院判断はどのように行われるのでしょうか。

切迫早産入院となったわたしの、当時の症状や治療法と合わせて解説します。

入院判断と当時の症状

まず、入院するかどうかの判断は、子宮の出口までの長さである、子宮頸管長がどのくらいかによって行われます。

入院当時、妊娠24週だったわたしの子宮頸管は、その週数平均から下回った数値となっていました。

実際には、通常30mm以上が平均なのに対し、私は15mmでした。

また、二度目の入院となった妊娠30週の時点でも、正常値30mm以上なのに対し、12.8mmでした。

これらの子宮頸管の数値から、そのままでは危険だと判断され入院となりました。

入院と自宅安静パターン別治療法

子宮頸管が危険な長さになっていない場合は、自宅安静になることもあります。

自宅で安静ができる場合には、子宮収縮抑制剤の薬を内服しながら経過観察になります。

自宅での安静が難しい場合や子宮頸管が危険な長さの場合は、入院し子宮収縮抑制剤の点滴による投与が24時間行われます。要は点滴が常に付けっぱなしの状態です。

さらに私の場合は、炎症を抑えるための治療として1日3回の抗生剤点滴と膣剤の投与がありました。抗生剤は数日間、膣剤は1週間行われました。

切迫早産は、動いたりお腹に力を入れたりすると子宮収縮につながり、それによって子宮頸管が短縮されてしまいます。

そのため、自宅安静や入院中では寝たきり状態になります。

トイレとシャワー以外は基本的に動かず、子宮頸管が危険な長さの時や子宮収縮によってお腹の張りが頻回にある場合は、シャワーも見送りとなります。

妊娠中は便秘にもなりがちですが、トイレで力むことも危険な行為です。

点滴などによる治療の経過を見て、子宮頸管が伸びている場合は、点滴から内服へと切り替わります。数日間経過を見て内服でもお腹の張りが落ち着いているようなら退院できます。

切迫早産入院1日のスケジュール

入院生活のスケジュールはどのようになっているのでしょうか。

わたしは、共住地域で一番大きい総合病院で入院していました。そこで実際に日々どんなことが行われ、過ごしていたのかまとめてみました。

タイムスケジュール

 6:00

  • 検温
  • 昨日の尿と便の回数を聞かれます。
  • 経過観察のための採血・尿検査が定期的にあります。

 8:00

  • 回診
    その日日勤の先生方が入院病棟を周り、一人ひとりの状態を確認します。
    自身の状態で気になっていることや、処方してほしい薬がある場合は、このときに話すことができます。
  • 朝食
    係りの人がベッドまで配膳してくれました。下膳は自分でするスタイルでした。

 8:30

  • 病棟内清掃/ごみの回収
    各部屋を掃除してくれます。また、週に1度枕とシーツ交換があります。

 9:30

  • ワゴン販売
    売店の商品の一部が、時間ごとに各階へ移動しながら販売されます。
    このときに水など必要なものを購入することができます。
    切迫早産入院の場合は病棟内の移動が制限されているので、助産師さんに購入をお願いしていました。

 10:00

  • 胎児心拍モニター装着
    30分程度装着し、赤ちゃんの心音とお腹の張り具合を確認します。

 10:30

  • 診察
    週に1度、治療経過の確認のため先生に診てもらいます。

 11:00

  • 荷物を預ける
    家族に着替えなど渡したい荷物がある場合は、この時間までに助産師さんに預けます。
    コロナ感染対策として、面会および荷物の受け渡しが禁止されているので、
    係の人を介し会わずに受け渡しをするシステムとなっていました。

 12:00

  • 昼食

 13:00

  • 検温
  • 朝食と昼食の食事量が聞かれます。
  • 点滴の薬剤は24時間分となっているので、1日に1回新しいものに交換されます。

 15:30

  • シャワー浴
    シャワー室に空きがあれば日中好きな時間に利用できます。
    わたしはこの時間によく行っていました。
    シャワーは点滴を一旦止め、針が刺さった状態での入浴となります。
    お腹の張り具合や状態によってシャワーを制限されている場合は、タオル清拭となります。

 16:30

  • エコー
    週に1度、または妊婦健診の週に、先生の空き時間によってエコーを診てもらえます。
    外来診察が終わる、夕方になることが多かったです。

 17:00

  • 荷物受取
    家族からの荷物がある場合は夕方に渡されます。

 17:30

  • 赤ちゃんの心音の確認

 18:00

  • 夕食

 19:00

  • 夕食の食事量が聞かれます。

 21:00

  • 消灯

コメント

タイトルとURLをコピーしました