予定日はまだ先なのに、お腹の張りや痛みはありませんか?
検診で先生から入院があるかもと言われていませんか?
出産より前に何かのトラブルで入院せざる負えなくなったらどうしよう…
妊娠中のトラブルは、ささいなことでも心配になってしまいますよね。
こちらの記事ではそんな不安を軽くすることができます。
この記事でわかること
突然入院になってしまう前に身の回りのことを備えることができる
入院かも?!となったときにすべきことがわかる
旦那さんや家族の人にも事前に心構えをしてもらうことができる
妊娠24週から切迫早産になり、36週まで入退院を繰り返しました
切迫早産とは
妊娠中のトラブルで、入院の可能性のある切迫早産について解説します。
切迫早産とは、早産の危険性がある状態、早産が差し迫っていることを言います。
お腹の張りや痛みによる子宮収縮によって、子宮の出口までの長さである頚管長が短くなってしまいます。
そして子宮頸管の短縮が進むと、子宮の出口である子宮口が開きかけてしまうのです。
早産で生まれてしまうと、身体機能の未発達によって生命維持が難しい状態になってしまったり、低体重や未熟児、発達の障害など様々な危険性があります。
それを避けるため、早産を進行させないよう、薬や点滴での治療と、できる限り動かない、絶対安静を求められます。
どうなったら切迫早産入院になるの?判断ポイントは3つ
どうなったら切迫早産入院になるのでしょうか?入院と判断されるポイントは3つあります。
入院の判断ポイント1つ目は、お腹の張りが強いときです。お腹が固くなり、皮が張るような感覚です。
これが長く続いていたり、痛みを感じるときは、子宮頸管が短くなっていっている兆候なので、危険な状態です。
もし、強い痛みを感じ、横になってもおさまらないときは病院へすぐに連絡することをおすすめします。早産になってしまうことを防ぐためです。
入院の判断ポイント2つ目は、子宮頸管の長さが妊娠週数の平均値と比べ、かなり短くなってしまっているときです。
「かなり短く」と曖昧な表現になっていますが、入院かどうかの判断はその病院や先生の方針によって決まることが多いです。
わたしが入院したときは妊娠24週でしたが、そのときの平均値30mm以上なのに対し、わたしは1.5mmでした。
先生から危険だと判断され即入院となりました。
この危険ラインを見極める基準は、病院の方針や設備により異なるので、先生に確認しておくことをおすすめします。
入院の判断ポイント3つ目は、子宮口が開きかけているときです。
子宮頸管が短くなり切ると、子宮口が開き始めます。全開は10cmまで、徐々に開いていきます。
子宮口が開いてしまうと、お産の始まりを示してしまうので、そのまま生まれてきてしまう可能性が非常に高くなってしまいます。
なので、直ちに入院となります。
このように、3つのポイントのうちどれかを満たしていると、入院となってしまう危険性が出てきます。
切迫早産!?突然入院になる前にしておくべき5つのこと
それでは、入院になる前にしておくべきことをそれぞれ解説していきます。
1、お腹の張りや痛みに気を付ける
妊娠中期になると、妊婦検診で便秘やお腹の張りについて聞かれることがありますよね。
なぜ、そのようなことを聞かれるのでしょうか。
それは、お腹が張ることによって、切迫早産の危険性が出てきてしまう場合があるためです。
なので、張っている感じや、痛みがあれば、そのまま報告しましょう。
そこまで痛いわけではないけど、何となく張っている感じがあるような…
という場合でも、先生や助産師さんに相談することをおすすめします。
妊娠20週頃のわたしは、便秘が気になり始めた頃でしたが、張っているかどうか聞かれてもいまいちピンときませんでした。
もちろん、便秘がひどければ妊娠中でも使える便秘薬を処方してもらえます。
ですが、張りや痛みは自分の感覚になってしまうので、見逃してしまう、なんてことにもなり兼ねません。
また、妊婦健診のときは気にならなかったけど、家で過ごしているときに痛みを感じるようになってしまったとき。
「この程度なら大丈夫かな」「どうしよう、どこまでひどくなったら病院に連絡しようか」
と、判断に迷ってしまうことがあると思います。
私もこのような葛藤をしてました。
なので確認ポイントとして3つをお伝えします。
この3つを覚えておくとおすすめです。
2、最低限の入院準備をしておく
お腹の張りが強くなったり、痛みが治まらなかったり、妊娠中は突然何かが起こってしまうこともあります。
なので、非常時に備え、最低限の入院セットを準備しておくことをおすすめします。
強い腹痛などが起こり、病院で急遽診てもらうことになった場合、診察の結果によってそのまま入院になってしまうケースがあります。
そうなると、入院セットが手元にないからと一旦家へ戻ることはできません。
また、妊婦健診でも同様で、診察結果が思わしくなければ、即入院になることもあります。
では、なぜ荷物を取りに家へ戻ることができないのでしょうか。
それは、母体と赤ちゃんの安全が最優先だからです。
家へ戻るために治療が遅れ、それが母体もしくは赤ちゃんの命を危険にさらしてしまうことになってしまうのです。
なので、そのような事態にそなえて衣類など最低限のものだけでもバッグに準備しておくと安心です。
また、家族に入院セットがある場所や必要なものなどを共有しておくと、突然入院になり荷物を取ってきてもらうときに楽になります。
さらに病院へ行くときに、もしもに備えて車や手元に荷物を持ってきておくのも安心できるので、おすすめです。
3、リサーチだけでも!早めの出産育児グッズ準備
体調がすぐれているときに、出産育児グッズを早めに見ておくことをおすすめします。
グッズの準備は、予定日がまだ先だからゆっくり考えようと思ってはいませんか?
わたしは、「必要なものがたくさんあって大変だし、予定日はまだ先からゆっくりでいいや」と考えていました。
その結果、必要なものがほとんどそろわないまま長期入院になり、買い物はすべて夫や家族に頼むこととなりました。
そして、実際に家族に買い物を頼んでみて、うまくいかなかったことがありました。それは、家族がわたしが想像したものとは違うものを購入していたことでした。
出産・育児グッズの中には、ひとつの商品でも、メーカーや種類がたくさんあるものがあります。
たとえば哺乳瓶ですが、形や素材、飲み口のサイズ、デザインなど様々な種類があります。
仮に、「新生児用の哺乳瓶を買ってきて!」と頼んだとしても陳列棚にはたくさんの種類があり、どれがいいのか迷ってしまいます。
そうして、家族が迷って買ってきたものが、思ってたのと違った、などという結果に陥ってしまいます。
そうならないために、ポイントが2つあります。
4、子育て支援センターを利用してみる
体調が落ち着いているときに、地域の子育て支援センターを利用してみることをおすすめします。
子育て支援センターでは、スタッフやそこを利用しているママたちと、コミュニケーションや悩みの相談ができます。
わたしは「子供が生まれてからじゃないと行きづらいな・・・」と思い、足をのばすことができませんでした。
しかし、多くの支援センターではマタニティーの利用も可能で、施設見学もすることができます。
実際にはマタニティーでも、あたたかく迎え入れたくさんお話を聞いてくれる場所でした。
コロナにより、お母さん教室の実施がなくなり、妊娠や子育てに対する不安を吐き出せる場所がなくなっているのではと思います。
そんなときに、支援センターを利用すれば、不安が解消されたり、気分転換ができたりします。ほかのママさんにおすすめ育児グッズなど聞くのも参考になると思います。
なので、妊娠期間中に一度地域の子育て支援センターを訪れてみることをおすすめします。
5、入院になったときの生活について夫婦で話し合っておく
急に入院になってしまったとき、不安や心配な気持ちになりますよね。
それはパパも同じです。もしくはそれ以上に焦ってしまうかもしれません。
妻とお腹の子は大丈夫だろうかと心配しながら、しばらくひとりで生活してもらうことになります。
なので、これまで協力・分担していたところを、これからどうやりくりしていくのか、夫婦で話しておくことをおすすめします。
入院してからでも電話で話せますが、長電話はできなかったり、頻繁に電話ができなかったりします。
内容によっては口頭では難しいこともあるので、これからご紹介する項目を事前に少しでも夫婦で話しておけば安心できます。
ここからは、私が実際に夫婦で話し合ったことや、話しておけばよかった!と後悔したことが全部で8つあったので詳しくご紹介します。
全部で8つ!突然入院になる前に夫婦で話しておくのがおすすめな項目
家事のやり方や頻度
掃除、洗濯、お風呂など、家事のやり方や頻度など、さらっとでもいいので共有しておきましょう。
自分がメインで行っている家事は、普段どのようにやっているのかパパはあまりわからないことがあります。
また、入院になってしまえば、パパがひとりで家事をこなすことになります。なので、ひとりでもやりくりしやすいやり方を話し合っておくとより安心なのでおすすめです。
お金の管理・ポイントカードの共有
家のお金の管理や食品の買い出しは、普段どのように行っているでしょうか。
自分がメインで行っている場合には、お金の管理について夫婦で話しておくとおすすめです。
また、行きつけのスーパーなどのポイントカードがあれば、それも共有しておくと良いですね。
パパの毎食の食事
パパは仕事をしながらの生活の人が多いと思います。その中で、朝昼晩の毎食をどう準備していけそうか、夫婦で話しておくとおすすめです。
忙しい中でも簡単に食べられるものとして、冷凍食品やレトルトのストックも用意しておくと安心できます。
また、食品やお弁当の宅配サービスも便利です。わたしは、実際に商品宅配サービスを登録しました。これは産後に外出が難しい時期にも、非常に活用できます。
車の維持・メンテナンス
車を所有している場合は、長期間乗らずに放置してしまうと、エンジントラブルや故障を引き起こしてしまう可能性があります。
なので、週に1~2回程度運転してもらうようにするのがおすすめです。
パパが仕事に行くときは自分の車、買い物のときはママの車、などやりくりしやすい方法を話しておきましょう。
赤ちゃんの名前決め
赤ちゃんの名前は、どのように決めるでしょうか。夫婦でよく話し合って決めたいと考える人は少なくないと思います。
ママが入院になってしまうと、一緒に話し合うのが難しくなってしまうので、名前決めを進めておくとおすすめです。
私の場合は、妊娠24週から約3ヶ月間パパと会うことがほとんどできませんでした。そのため、スマホの文字のやり取りで決定まで持っていきました。
育児の仕方や生活イメージを共有
赤ちゃんがひとりめの場合は、育児は何もかもがはじめてになると思います。
抱っこや沐浴など育児のやり方や生活イメージを夫婦で話しておくのがおすすめです。
入院になり長い間会えないまま出産を迎えてしまうと、ふたりでどうやってお世話をしていくのか話さないままになります。
そうなってしまうと、育児や生活スタイルのイメージが自分だけのものになり、それが不安につながってしまうことがあります。
なので、3人での生活イメージを普段から話しておきましょう。
産後の精神面や体のトラブル
産後に起こりやすい、気持ちと体両方のトラブルについて共有しておくことをおすすめします。
産後はホルモンの影響でイライラや落ち込みやすくなります。また、体も思うように動かせません。
パパはそんなママの変化に戸惑ってしまうことがあります。事前に知っておけば心構えができるので夫婦間トラブルも防ぐことができます。
なので、産後はどのような状態になるのか、事前に話しておきましょう。
出産育児グッズなど必要なもの
出産や育児に何が必要になるか普段から話しておくことをおすすめします。
急な入院であれば、出産育児グッズがまだ揃っていない場合も多くなってしまいます。
何があって何がまだないのか、いつどこで買うのかなど、必要なものについて夫婦で共有しておきましょう。
まとめ
何事もなく、無事に出産することが一番ですが、思わぬトラブルに遭遇してしまうこともあります。
ここでは、突然入院になってしまうかもしれないときに、おさえておきたいポイントをいくつかご紹介しました。
生まれてきてくれる瞬間を心待ちにしながら、赤ちゃんの顔を見るまでどうか穏やかに過ごせますように・・・
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