【切迫早産】長期入院でメンタル崩壊したときの乗り切り方

妊娠

突然入院になってしまった

面会禁止で家族に会えなくてつらい

泣きたい、涙が出る・・・

とにかくもう限界・・・

こんな状態になってはいませんか?

切迫早産入院は、我慢の連続でつらいですよね。

この瞬間も頑張り続けているママたちへ、つらくなってしまったときの乗り切り方を実体験を元に解説します。

筆者
筆者

妊娠24週から1週間、妊娠30週から1か月半の入院を経験しました。

切迫早産とは

切迫早産とは、早産の危険性がある状態、早産が差し迫っていることを言います。

お腹の張りや痛みがおこると、子宮収縮に繋がり、子宮の出口までの長さである頚管長が短くなります。

さらに子宮頸管が短くなってしまうと、子宮の出口である子宮口が開きかけてしまます。

このように、子宮頸管が短くなったり、予定日がまだ先なのにも関わらず子宮口が開きかけてしまったりすると、切迫早産と診断されます。

早産で生まれてしまうと、低体重や未熟児、発達の障害など様々な危険性があります。

また、身体機能の未発達によって生命維持が難しい状態になってしまう場合もあります。

なので、それを避けるため、薬や点滴での早産を進行させないような治療をします。

また、お腹が張ってしまわないよう、できる限り動かない、絶対安静を求められます。

切迫早産入院は点滴と安静生活

切迫早産で入院すると、多くの場合は24時間点滴と、動かないよう安静生活になります。

子宮頸管が短くならないよう、お腹の張り止め作用のある、子宮収縮抑制剤の点滴があります。

これが24時間行われ、点滴が常に付けっぱなしの状態になります。

また症状によっては、炎症を抑えるための治療として、抗生剤点滴や膣剤の投与などがあります。

切迫早産は、動いたりお腹に力を入れたりすると子宮収縮につながり、それによって子宮頸管が短縮されてしまいます。

そのため、自宅安静や入院中では寝たきり状態になります。

トイレとシャワー以外は基本的に動かず、子宮頸管が危険な長さの時や子宮収縮によってお腹の張りが頻回にある場合は、シャワーも見送りとなります。

妊娠中は便秘にもなりがちですが、トイレで力むことも危険な行為です。

なので、基本的には動かない安静生活を送ることになります。

【実体験】切迫早産入院でつらかったことをひたすらあげてみた

切迫早産は、常に点滴をし、動きたくても動けないなど、我慢しなければならないことがたくさんあります。

そこで、自身の体験をもとに、切迫早産入院でつらかったことをひたすらあげてみました。

1. いつまで入院になるのかわからない
2. 初めての入院で怖くなってしまった
3. 早く帰りたい
4. 好きな物が食べたい
5. 外に出たい
6. マスクが邪魔
7. 夫に会いたい
8. おしゃべりしたい
9. 早く我が子の顔が見たい
10. 冷暖房やマスク、手の消毒による乾燥肌荒れ
11. 点滴が邪魔
12. 点滴の副作用で動悸や手の震えが辛い
13. 寝るとき点滴の線が邪魔
14. 深夜にされる抗生剤点滴
  寝ぼけながら対応することが多い
  明かりや物音が同室の人の迷惑になっていないかも心配
15. ずっと寝たきりの日々に気持ち悪くなってしまう
16. 点滴の差し替え
  だんだん刺す場所がなくなり、失敗される
17. 動きたいのに動けないことが辛い
18. 暇つぶしが尽きた
19. 爪や前髪が伸び放題
20. ベビー用品を自分で買いに行けない
21. 膣剤フラジール挿入
  白いものが流れ出てくるのが気持ち悪い
  下着が汚れる
22. 2日連続でシャワー浴びれないとき
  頭や体が気持ち悪くてしょうがない
23. 空を飛んで行きたい
24. 同室の人の出産後の説明をカーテン越しに聞くこと
25. 同室の人の常識ない迷惑行為でイライラ
  大部屋にも関わらず何度も電話をしている人
  消灯後のテレビ視聴でチカチカ眩しいなど
26. 家族と電話したいけど思うようにできない
  助産師さんに何度も頼むのは気が引けるため
電話したい時間が助産師さんの勤務交代時間と重なることも
27. 消灯時間が早いため、夫が仕事の日はあまり電話ができない
28. 周りの人が良くなったり生まれたりし次々退院するのがつらい
29. 聞こえてくる赤ちゃんの泣き声に羨ましさを感じる
30. つわりの人の吐いている音を聞くのが辛い
31. 「明日点滴が外れるかもしれない」の先生の言葉
  だが実際は外れず一喜一憂してしまう
32. お腹の張りに恐怖を覚える
33. 子宮頸管が伸びていなかったときの落胆
34. 点滴を外しても張り返しで退院できない
  それを繰り返してしまう
35. 点滴を外したらそのまま産まれてしまうか不安
  そのため外すかどうかとても迷ってしまう

切迫早産入院でつらいこと①したいことができず我慢の限界

実際につらいことを書き出してみた中で、一番多かったのが「したいことができない」それにより「我慢の限界」になってしまうことでした。

コロナにより面会禁止で家族に長い間会えなかったり、外を歩くことさえできなかったり、それらができないだけで、本当に生きていくのが大変に感じるくらいでした。

切迫早産入院でつらいこと②点滴がうっとうしい

次につらかったことは、「点滴がとにかくうっとうしい」ということでした。

まず、張り止めの点滴には副作用があります。手の震えや動悸などで、うまく寝付けないこともありました。

また、24時間刺しっぱなしになるので、常に針が刺さっている状態になります。その影響で、腕がかゆくなることもありました。

寝るときも、線を気にして寝返りを打たなければなりません。

唯一、シャワーに行くときは、針は刺さったままでですが、線は外れるので解放された感覚でした。

切迫早産入院でつらくてメンタル崩壊したときの乗りきり方

ここからは、わたしが実際にやっていた乗り切り方をご紹介します。

泣きたいときは泣く

気持ちがこみ上げてきてしまったとき、どうしようもなくなってしまったときには、我慢せずに泣いてしまうのがおすすめです。

周りが気になって泣くに泣けないこともあると思います。

ですが、切迫早産は我慢しなくてはいけないことばかりです。

わたしが入院となった初日、同室の方が泣いているのが聞こえました。

その方は、きっと入院生活が長かったのでしょう。助産師さんに励まされていました。

泣くことでつらい気持ちをため込まず外に出すことができるので、涙は我慢せずに流してしまうのがおすすめです。

家族や夫と電話をする

涙を我慢せず流すのと同じで、話したいことやつらいことなど、家族や旦那さんと電話で話すのがおすすめです。

コロナにより家族と面会できない場合が多いと思います。

入院生活で思っていることやつらいことなど、話さずに終わってしまうこともあるかもしれません。

ですが、家族や旦那さんも、心配しながら仕事や生活をしています。

大変なときこそお互いに話すことで、支えや力になることもあると思います。

なので、話したいことがなくても、何気ない会話だけでも家族と定期的に話すことをおすすめします。

気になることは助産師さんに相談してみると改善してくれる

気になることは、助産師さんに聞いてみることをおすすめです。

症状は回復しているのか、次の診察はいつになるのか、いつ頃退院できそうか、入院が辛いなど、内容に応じて対応してもらうことができます。

病院によっては、食事の主食を米からパンや麺に変更できます。

さらに患者さんの負担軽減のため、心理士さんに話を聞いてもらうことや、保湿マッサージケアが利用できる所もあります。

また、同室の人が気になり落ち着いて過ごせないときも、相談しましょう。

他に空きがあれば、個室への移動や他の大部屋に移動することができます。迷惑行為があれば注意もしてくれます。

気分転換をする

いつもしていることとは違う、気分転換を取り入れると気持ちを立て直すことができます。

ここでは、実際にわたしが取り入れていた気分転換法をあげてみました。

1. 好きな食べ物を持ってきてもらう
(チョコやジュースなど)
2. 外の空気に当たる
3. 好きな音楽やドラマの世界に入り込む
4. アロマオイルの香りで気持ちを落ち着かせる
5. 日記を付ける
6. 退院してらしたいことや赤ちゃんとしたいことを書き出す
7. お腹に話しかける
8. 机に好きなものや気分が良くなるものを置く
(デート写真、お花、お守りなど)

9. 献立を見に行く
10. 同室の人と話せそうだったら話す

チョコやお菓子は、自分で買いに行くことはできなかったので、家族に着替えの荷物と一緒に持ってきてもらっていました。

また、入院中は外に出たいのは山々ですが、出ることができないため、外の空気に触れ眺めているだけでも気持ちがすっきりしました。

さらに、ベッド横の台に自分のすきなものを置くのもおすすめです。

わたしは、安産祈願のおまもりや写真を飾っていました。

いつでも目に入る場所に好きなものを置くことで、「ひとりじゃない」と励みになりました。

まとめ

今回は、切迫早産での長期入院でつらかったことをマニアックなところも含め、ひたすらあげてみた結果、35個ありました。

さらに、イライラにどう対処していたかを書き出しました。

泣きたいときは泣く、誰かに相談するなど、溜め込みすぎるとお腹の中の赤ちゃんにもよくないので、適度に外に出すことがおすすめです。

つらくてつらくて仕方ない、そんな気持ちの毎日に、今日一日を過ごし切った自分に、

「今日も一日よく頑張ったね」と労いの言葉をかけてあげてください。

赤ちゃんが生まれるまで、どうか少しでも穏やかに過ごせますように。

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